こんにちは。
 
はやの歯科クリニックです。
 
 

近頃、「銀歯」を白い歯に入れ替える方が増えています。
 
銀歯は大きく口を開けて笑った時に目立つため、セラミックの自然なツヤがある歯に人気が集まっています。
 
気を付けたいのは、銀歯の問題は見た目に関することだけではない、ということ。銀歯は、銀・パラジウム・銅・銀などからできている「歯科鋳造用金銀パラジウム合金」ですが、非常に金属アレルギーを引き起こしやすいことが分かっています。
 

銀歯のリスクは海外では問題視されていて、ドイツなど、歯科治療での禁止勧告が出されている国も。スウェーデンでは、妊婦と子どもへの使用が完全に禁止されています。
 
 

金属アレルギーの自覚がなかった人が、「原因がわからないけれど体調不良が続いている」と悩んでいて、調べてみると銀歯による金属アレルギーだったということがあります。
 
金属アレルギーといえば、ネックレスや指輪などのアクセサリーをつけていた部分の肌が赤くただれたり、湿疹ができたりすることが知られていますがが、ただ単に金属が肌に触れただけでアレルギー反応が起こるわけではありません。引き金は汗です。
 
金属は、汗という水分によってイオン化して溶け出し、体内に蓄積されます。それが許容量を越えたところで、身体にアレルギー反応がでるのです。
 
銀歯の場合は、なんといっても水分がとても多いお口の中にあることが問題です。唾液によって金属がイオン化して溶け出しやすい環境に、長年にわたってさらされているのです。
 
そして溶け出したアレルギー源は血管に入り込んで体内を巡り、身体のいろいろな場所に悪影響を及ぼします。
 
 

銀歯は金属なので強度はあるのですが、口内という過酷な環境下で「酸化しやすい」という弱点があります。
 
劣化した銀歯には隙間ができて、そこから細菌が入り込み、むし歯が再発します。そして、気付かないうちに銀歯の下で虫歯が悪化してしまうことは珍しくありません。
 
 

銀歯が劣化すると金属の成分が溶け出してくるため、歯ぐきのフチが黒ずむ「メタルタトゥー」が起こることがあります。歯と歯ぐきの境い目に黒い線が現れることから「ブラックライン」ともいわれます。
 
前歯などの目立つところに現れると、見た目の印象にもかなり影響がでます。
 
 

はやの歯科クリニックでは、「銀歯をセラミックなどの白い歯に替えたい」というご相談にお答えしています。 
患者さんのお口の状態やご予算に合った、適切な改善法をご提案いたします。なんでもお気軽にご相談ください。